バーチャル宇大をつくった理由のわかる話

宇都宮大学をデータ上に再現した「バーチャル宇都宮大学」
その制作に至る背景を代表・青木からお話したい。

「バーチャル宇都宮大学(学生企画)(以下、バーチャル宇大)」のアイデアは2019年夏に上がっていた。まだプロジェクトチームの発足していない当時、レーザー測量に興味のあった先輩の一言がきっかけだった。

「宇大のキャンパスをデータ上に再現したい」

それがきっかけで、先輩と私のほかに2人の学生が集まってsynschismoというグループが立ち上がる。4人で陽東キャンパスの旧喫煙所を撮影し、写真測量(フォトグラメトリ)を用いてデータ上に再現した。

旧喫煙所

結局その先輩が外部進学することになり、バーチャル宇大の制作には至らなかったが、私にとっては大きな目標の一つであり続けた。そのアイデアが構想となり1年越しに現実のものとなったのだ。

2020年の2月頃、新型コロナウイルスの感染拡大で社会がざわめき始めた。観光地の自粛が始まり、様々なイベントが中止になった。残念ながら宇都宮大学にもその影響は大きく現れ、感染予防対策で様々なイベントが規模縮小、オンライン化、あるいは中止となった。例年7月に開催されていた夏のオープンキャンパスもそのひとつである。いつもの賑わっていたキャンパスはとても静かな夏を迎えることとなった。オープンキャンパスはオンラインの特設サイトで開催され、先生や学生が動画などで学科の魅力を紹介している。大学としても高校生を思っている、そんな気持ちが伝わってきた。しかし、同時にそこでは伝えられない宇都宮大学の雰囲気があるはずだ、ともどかしさを感じたのを覚えている。そうして構想したのが、バーチャル宇都宮大学だった。

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全国的な外出自粛要請がもたらしたのは、多くの「日常」の喪失と「つながり」の断絶。高校生は外からの情報を得る機会が少なくなり、大学生もは家に籠る人が多くなった。そうすると、自然と自分の世界に閉じこもることが増え、興味や目的の外へ出るのが難しくなってしまう。
私たちはそうした現状へ提案をしたい。現実世界で起こるように、自分の知らない世界で生きる人間との「触れ合い」をバーチャルな大学の空間で届けたい、と強く思う。

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制作は8月から地域デザイン科学部、工学部の学生ら計8名で行った。1年生から4年生までの、文系・理系もお構い無しで構成されている。ビジョン班・エンジニア班の二班に分かれて、それぞれビジョン班はアイデア出し・宣伝・外部関係者とのやり取り、エンジニア制作班はキャンパスの制作を行う。

キャンパスの制作が始まると、私は早くも現実の厳しさを見せつけられることとなる。タスクがポコポコ出てきて、工程を整理するのに一苦労だった。重い仕事はなるべく細分化して、作業が瞬時に想像できるようにした。ビジョン班はいかに高校生に情報を届けるか、キャンパスを楽しんでもらえるか何度も話し合いを重ねた。エンジニア班は峰・陽東キャンパスの両方を再現に挑み、建物の準備にとても時間をかけた。さらに、ワープや宝箱などのギミックを入れて、アバターを制作して……。お陰でだんだんとキャンパスに素敵な雰囲気が表れてきた。

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いよいよ、12月13日は高校生に向けて学生企画「バーチャル宇大」キャンパスツアーを開催する。午前中にキャンパスツアー、午後には宇大生によるトークイベントを行う。この企画を通して、高校生にキャンパスの雰囲気やキャンパスライフを届けたい。(※)そして、4月にはぜひ元気な顔で宇都宮大学に来て欲ほしい。
高校生の皆、待ってるぞ!


※イベント後もキャンパスを公開しているのでぜひ来てね!

まってるよぉ~

学生有志 VRUU 制作・運営チーム代表  青木 岳大

ホームページ:https://vr-uu.com/

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